ダイニングテーブルのサイズ

ダイニングテーブルのサイズ
ダイニングテーブルとは、ダイニングルームに置いて食卓として使うイメージがあります。
日本では、クローズドキッチンやキッチン+ダイニングという住まいが多く、食後にリビングで団欒することが主流でした。
最近は、リビング、ダイニング、キッチンの仕切りがなく一体となった「LDK」が主流ですね。新築はもちろん、中古物件でもリノベーションして広々とした「LDK」にしたい方も多いです。

生活スタイルが多様化、また、新型コロナウイルスの影響もあり、ダイニングでの過ごし方も変わってきました。
ダイニングテーブルも、食事をする場所というだけでなく、仕事や勉強をしたり、来客を招いたり、趣味の場として使うなどいろいろな役割を担うようになります。
そこで、ダイニングテーブルのサイズによってダイニングでの過ごし方も大きく変わります。

ダイニングテーブルのサイズの考え方

ダイニングテーブルのサイズ
ダイニングテーブルを選ぶ際、知っておくと便利なことは、1人分の食事に必要なサイズです。
「横幅60cmX奥行40cm」が基準とされています。

2人並ぶと横幅120cmとなり、合計4人であれば「横幅120cmX奥行80cm」となります。
ただし、これは必要最小限のサイズなので、体を動かすと隣の人にぶつかることがあり、精神的なゆとりは少なくなります。
最低でも横幅を15cm~20cm広げると、多少のゆとりが出てきます。
「135cm~140cm」のサイズが多く用意されているのはこのためです。

ちなみに、2人用の場合、「横幅80cmX奥行80cm」は欲しいですね。
仕事など、作業スペースとして使うときは、「横幅120cm」あるとだいぶゆとりが出ます。

4人用でもう少しゆとりが欲しいときは、「横幅150cm以上」のサイズが必要になってきます。
このサイズだと、アーム付きの椅子が合わせられるようになります。
食後もダイニングで寛ぐ余裕が出てきます。

ダイニングテーブルで更に寛ぎを感じるサイズは「横幅165cm」です。
「横幅180cm」以上になると4人~6人が距離感をもって過ごせますが、部屋の広さなどの問題から、置くことが難しいことがあります。
しかし、来客対応や、パーティーを開いたりする場合は、このくらいの大きさのダイニングテーブルがあると開放感が出てきます。
 

ダイニングテーブルの選び方

ダイニングテーブルのサイズ
「LDK」での生活の多様化により、ダイニングでの過ごし方やダイニングテーブルの役割も変わってきました。
ダイニングテーブルのサイズもニーズによって変わります。

大切なことは、その部屋に対するサイズ感です。
「横幅120cmX奥行80cm」のテーブルを選ぼうとすると、ダイニングの広さは4畳以上必要です。
4畳以下でも置けますが、窮屈に感じるでしょう。

「横幅165X80cm」以上のテーブルを置くなら、ダイニングの広さは6畳以上必要です。
6畳以上のダイニングになると、テーブルの周りに広くスペースを取って、ゆとりのある食事空間を創ることができます。
そして、食器棚や、飾り用の家具を置くことができ、スペースに余裕のあるダイニングになります。

ダイニングに対してテーブルが大きすぎると周囲の動線計画が狭くなり、小さすぎても生活に圧迫感が出てしまいます。
また、ダイニングテーブルのサイズにより、選べる椅子の種類も変わってきます。
ゆったりと寛げる椅子を選ぶことで、ダイニングでの過ごし方にゆとりが出るでしょう。

自分たちのダイニングでの過ごし方を考え、それに適したダイニングテーブルのサイズを選びたいですね。

施工事例